今回は、オーダースーツをお作りいただく際に知っていると役立つポイントを3つご紹介いたします。
機能・デザインを決めるうえで重要なポイントになりますので初めて作るという方は是非ご参考に!
■ジャケットーベント
ベントとは、スーツの後ろ身頃部分に入っている切り込みの事。
この切り込みによってデザインが3つに分かれます。詳しくは豆知識6の『サイドベンツとセンターベント』をご参照ください!
■ジャケットー裏地の仕様
裏地の主な役割は、スーツを着用する際に滑りやすくし表地を人の肌と直接触れる部分から守る事です。しかし、生地1枚で着心地に大きく差が出てきますので季節や着用のシーンに合わせて色・デザインや仕様をこだわるとオーダースーツらしさが出てくるポイントにもなります。
【 総裏 】
後~前身頃にかけて全体的に裏地を付ける仕様。
秋冬物のスーツには基本的に総裏仕様がおススメです。
【 背抜き 】
後身頃の一部の裏地を外して付ける仕様。
春夏物のスーツには基本的に背抜き仕様がおススメです。
【 クール※ 】
背抜きよりも裏地の面積を少なくして付ける仕様。
春夏物のスーツで夏場でも必ずジャケットが必要・
たまにジャケットを着る程度だけど暑がりという方におススメです。
※一般的なのは総裏と背抜き仕様です。
■パンツー裾口
【 ダブル 】
仕事着としてスーツをお作りになられる場合におススメの仕様。
折り返し幅は、3.5~5.0㎝の間であれば問題ありません。
最近のトレンドでは3.5~4.0㎝となっています。
【 シングル 】
スーツには元来、裾の折り返しはありませんでした。
なので、冠婚葬祭といったフォーマルな場で着るスーツ
(礼服)はシングルで。幅広いシーンでの利用を考えても
無難な仕様といえるのはシングルの方でしょう。
…いかがでしたか?以上3つのポイントを組み合わせて利用シーンや自分の好みのスーツを
是非1着作ってみてください☆オーダーでなくても、既製品のスーツをお選びいただく際の
ポイントにもなりますので参考にしてみてくださいね!
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