こちらでは全3回に渡ってスーツの歴史をご紹介致します。
そもそもスーツとは、省略語です。
正しくは『ラウンジ・スーツ』といい、ラウンジルーム(食後に歓談やお酒を楽しむ部屋。男性のみ)で
寛ぐときに着る服という意味で、イギリスで着られていました。
1848年ごろ、ラウンジ・ジャケットという上着のみの服が着られており、
このラウンジ・ジャケットに、同じ生地を使ってトラウザーズ(紳士用のズボンの総称)を組み合わせる事が考えられ、1860年頃ラウンジ・スーツが生まれました。ラウンジ・スーツを訳すならば『寛ぎの揃い服』となります。
その後、ラウンジ部分が省略されて、スーツ(suits)『揃い服』となりました。
もともと、リラックス用の上着に、同じ生地を使ってズボンを作りそれを揃えて着たのが始まりです。アメリカではラウンジの部分が『サック』となり、こちらも袋のようにゆったりとしているといった意味合いになります。
ラウンジスーツの写真
【1912年頃のラウンジスーツ】
出典en.wikipedia.org
【こちらは1920年代の写真】
出典en.wikipedia.org
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