今回は、生地の選び方についての豆知識をご紹介いたします。
皆様は、スーツの生地を選ぶときにまず、何から決めますか?値段・柄・肌触り・素材…選ぶポイントが様々あるので悩んでしまいますよね。そこで今回は、
生地を選ぶ際、生地の素材面から豆知識
を簡単にお伝えして参ります。
生地の素材についてですが、
大きく分けてウール(毛)素材100%の生地と
ウールと化学繊維の混紡生地という2種類があります。
それぞれの生地の特徴としましては、ウール100%の生地は
混合生地よりも軽くて柔らかく、弾力があり、保温性が高いのが特徴。
それに比べて、化学繊維の混合生地はしっかりとしており、
毎日スーツを着られるヘビーユーザーの方にオススメです。
ウール100%の生地のほうが肌触りが良いので着心地も良く感じますが、
その分生地が柔らかいのでへたりやすいというデメリットもございます。
なので、スーツの着用頻度が低く着心地を重視される方はウール100%の生地を。
スーツを長く持たせたいという方には混紡生地がおすすめです。
お値段としては一般的にウール100%の生地の方が
高くなっておりますので高ければ丈夫で長持ちなのでは?
という方もいらっしゃいますが、逆に安いほうが丈夫で長持ち…ということも!
また、ウール100%の生地の中にもランクがあり、毛の種類や生産環境によっても異なるのですが、繊維が細いほど生地が滑らかでつやが出るため上質とされています。
その見分け方として、世界標準規格として設定されている「スーパー表示」
というものがあります。このスーパー表示は「スーパー●●’sクラスウール」と呼ばれ、
繊維の細さの平均値を表しています。
数値が高くなるほど繊維が細い生地ということになっており写真のように
生地の耳部分に表示されています。
最近では、スーパー120’sクラスウールも一般的になりましたが、
140を超えるウールは柔らかすぎてシワになりやすいので、ビジネスシーンでの着用は
あまりお勧めできません。
ヘビーユースのビジネスマンで肌触り重視で生地を選ばれるなら、
高くても120’sクラスがオススメです。
ーいかがでしたでしょうか?是非、生地を選ぶ際の参考にしてみてくださいね!(^^)
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