今回は、ジャケットについている脇ポケットについてお伝えいたします。
実は、このポケットについている蓋のような部分(フラップ)には、きちんと役割があったのです!
一見ただの飾りかと思われがちなフラップ。きちんと理解してスーツを着こなしましょう!
ー実は、スーツが作られた当初にはなかったもの。
元々、スーツは正装の場に着る目的で作られた洋服。
正装の際に着るスーツには脇ポケットの必要性はありませんでした。
そこから徐々にカジュアルな場面や仕事着として着られるようになり、
いろいろな機能・デザインが改良されていくことになります。
以前の豆知識で紹介したベントも同じように機能性を重視し、生まれたデザインです。
こうした流れの中で、脇ポケットもデザインだけで付いているものではなく
実際に使われるようになり、フラップが付けられました。
このフラップは日本語で雨蓋ともいわれ、文字通り雨等から
ポケットの中身を守るようにつけられたもの。
あくまでアウトドア目的でつけられたフラップは、
正装が求められる場面では不要なものなのです。
そこで、屋外から室内に入った際には
さりげなくフラップをポケットの中にしまうのがスマートなのです。
ーいかがでしたか?本来の役割を知った上でフラップ
スマートな出し入れをマスターしてくださいね!
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