
「サイドベンツとセンターベントって具体的に何が違うの?」
という声をよく耳にします。
スーツの歴史上、古くからあるのはセンターベントでスーツを着ながら乗馬をするのに動きにくかったため切り込みを入れたのが始まりとされています。
それに対してサイドベンツは腰に剣をさす際に邪魔にならないようにと入れられるようになり、どちらも動きやすさや利便性から生まれた為、正式なのはどちらか・よりフォーマルなのはどちらか、ということは無いので各々の好みによって選んで頂くあくまでデザインの1つです。
ただ、最近の傾向としてスーツがピッタリめ・丈が短めになってきている現代ではセンターベントが好まれる傾向にあります。これは、サイドベンツの場合タイトで丈の短いスーツにするとスリット部分が広がりやすいため、シルエットが少々崩れてしまうという懸念からかと思われます。これに対して、サイドベンツの場合はスリットが2本入っているのでセンターベントに比べて動きやすくスーツを着ている際の窮屈感も軽減されます。
あくまで各々の好みなのですがどちらにしようか迷っている方
への1つのアドバイスとして…
★よりピッタリにスマートに着こなしたい方はセンターベント
★ゆったりと動きやすく機能性重視のスーツをご希望の方はサイドベンツ
を選んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、正統なフォーマルウェアにはベントが入っていません。
フォーマルな場面でのスーツは「ノーベント」のものを選び ましょう。
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